もえぎのhtnb

萌えぎのエレンのメインブログです

あっさりとシンエヴァネタバレ感想

 ネタバレブログなので、まずは関係ない話を書いておきます。気づいたらぼくはハロプロの歌をおすすめするようなツイートをしていない。ぼく自身、ハロプロメンバーのキャラクターに興味があってファンでい続けていると自覚しているのだけれど、それさえもツイートしていない。枯れたどころか、単なる傍観者と成り果ててしまった。
 そんな今でもファンを名乗る理由。ハロプロメンバーのキャラクターと実態(私生活を含めたその人物のリアル)は必ずも一致しない。だから良いのだと考えている。ぼくにとってハロプロとはキャラクターであり、ぼくが好きなファイブスター物語になぞらえれば、ぼくにとってのハロプロとはハロプロ物語(ストーリーズ)だ。インターネットの有志によって年表は追記され続けている。ハロプロの終わりに年表は完結するが、個々のキャラクターがその時に何を思い、行動したのかは、ファイブスター物語と同じく年表には書かれていない。だから、面白い。

 では、ここからネタバレありです。

 月曜日。2021年3月8日に公開された映画シン・エヴァンゲリオンを見た。面白かった。これまでのエヴァンゲリオンの要素をもれなく詰め込んだ、20年に一度の出来ばえだ。エヴァンゲリオン史上最もエヴァンゲリオンエヴァンゲリオン。ああ、今、自分はエヴァンゲリオンを見ているんだなあと感じながら見ていた。鑑賞した直後、それ以上の言葉がない。
 なんだかよく分からない巨大なものがどつき合う快感。聞いたことのない破壊音。艦隊戦。意味不明な専門用語について説明のないこと。そして、全てのキャラクター。
 感想、終わり。以下はまとまらない雑文なのであしからず。

 鉄道要素や特撮要素が多い映画だった。これで最後だからと、やりたい放題、やり切った感じが清々しい。
 人造人間エヴァンゲリオンを使って全ての使徒を倒した後に発動される、人類補完計画。これがエヴァンゲリオンの大まかな話の筋だ。そして、前回の映画Qから引き続き、ヴィレ対ネルフの戦闘がメインとなっております。
 公開初日のツイッターでも話題となっていたが、2時間半は長かった。小便をぎりぎりまで我慢していたけど最後にスタッフの名前が出てきたときにぼくはトイレに立った。そして一応戻った。ちなみに、当日は朝から飲みものをほとんど飲まずに対策したけど、普段は積極的に水分補給を行っております。
 とにかく大迫力だし音がすごいしエヴァンゲリオンだし、といった感じで楽しめた。最後の最後で泣けたけど、理由は良く分からない。でも、正直、誰にでもおすすめできる映画ではないのが、もどかしい。面白いと感じた最大の理由が「エヴァンゲリオンだから」では、つまり何も説明していない。だけど、新劇場版の序、破、Qさえ見ていれば楽しめると思う。
 映画は一度だけ見て「うわー、なんだかすごいものを見た!」と圧倒されるのが良いのだけれど、二度見れば色々と整理出来るんじゃないかとは思う。福島の映画館だと画面がそれほど大きくないから、もっと大画面で見てみたい。
 以下「本作」と省略する。
 ツイッターを眺めていた。「これで本当に終わった」「ちゃんと終わらせた」などが本作を称賛する感想として多かった。エヴァンゲリオンはEOE*1で終わったはずだった。作り直して良くなる保証はない。古くからのファンのブログでは、EOEと本作を比べて、ここが甘いなどの記述も見られた。だけどぼくは、絶望を浴びせる目的だったEOEではない本作を楽しめた。
 「我々は何を見せられているんだろう?」と感じたシーンはあった。

 シンジ達が訪れたその村。それは農村だった。その村での人々の暮らしが丁寧に描かれていて、この世界の片隅にを思い出した。エヴァンゲリオンという作品でそのような描写はこれまでなかったので、意外だった。それでも、面白かった。エヴァンゲリオンはものすごいアクション(作画と音)と「なにこれどうなってんの?」「わけ分かんない!」ってのが醍醐味だと思うんだけれど、村の描写は、こんなことも描きたかったんだってところでもあって、それも良かった。
 共通点は全くないけと、本作は、通して、NHKのテレビドラマあまちゃんに似た感動があったような気がする。本作は大雑把に言えばEOEの作り直しだけど、絶望を感じなかったのは、そういうことではなかったかと思う。見返したら違うかもしれない。合ってるのは駅のホームだけだったのかもしれない。
 しかし、その、「こんなことも描きたかった」村の生活は、別レイ*2が死んでしまうためのお膳立てだった。シンジがやったこと、破で助け出されたことを覚えていない。そんな彼女が村の生活や農作業で人間らしさを獲得しようとしていた。そしてシンジの力になりたいと願う。ところが、「ネルフの外では生きられない」*3と言い残して、突然、死んでしまった。本作は、ものすごく簡単に言えば、シンジが再びエヴァンゲリオンに乗るまでの話。前半で別レイが死んだことが、そのきっかけだったのかもしれなかった。
 クライマックス。シンジとゲンドウが対決。ゲンドウは既に人間ではなかった。そして、話が長くて驚いた。寡黙なところが格好良かったゲンドウが、これまでの生い立ちや不平不満を吐露し続けた。テレビ版最終回やEOEの焼き直しとして、ゲンドウがシンジの代わりとなったのは意外だったが、最後の最後でとうとうゲンドウにその番がまわってきたのかと感じた。
 ラストでシンジとマリが登場。どうしてぼくがこのラストシーンで泣けたのかは、正直、良く分からない。
 とりあえず、ぼくが面白いと感じた点は、ここまで。


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当ブログ作者プロフィール

*1:新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

*2:Qから登場したアヤナミレイ(仮称)のこと。声優の林原めぐみがそう呼んでいる。テレビ版での綾波レイ3人目に相当するキャラクター。

*3:この台詞だが、劇場で一度見ただけなので正確ではないかもしれない。