もえぎのhtnb

萌えぎのエレンのメインブログです

あっさりとシンエヴァネタバレ感想

 ネタバレブログなので、まずは関係ない話を書いておきます。気づいたらぼくはハロプロの歌をおすすめするようなツイートをしていない。ぼく自身、ハロプロメンバーのキャラクターに興味があってファンでい続けていると自覚しているのだけれど、それさえもツイートしていない。枯れたどころか、単なる傍観者と成り果ててしまった。
 そんな今でもファンを名乗る理由。ハロプロメンバーのキャラクターと実態(私生活を含めたその人物のリアル)は必ずも一致しない。だから良いのだと考えている。ぼくにとってハロプロとはキャラクターであり、ぼくが好きなファイブスター物語になぞらえれば、ぼくにとってのハロプロとはハロプロ物語(ストーリーズ)だ。インターネットの有志によって年表は追記され続けている。ハロプロの終わりに年表は完結するが、個々のキャラクターがその時に何を思い、行動したのかは、ファイブスター物語と同じく年表には書かれていない。だから、面白い。

 では、ここからネタバレありです。

 月曜日。2021年3月8日に公開された映画シン・エヴァンゲリオンを見た。面白かった。これまでのエヴァンゲリオンの要素をもれなく詰め込んだ、20年に一度の出来ばえだ。エヴァンゲリオン史上最もエヴァンゲリオンエヴァンゲリオン。ああ、今、自分はエヴァンゲリオンを見ているんだなあと感じながら見ていた。鑑賞した直後、それ以上の言葉がない。
 なんだかよく分からない巨大なものがどつき合う快感。聞いたことのない破壊音。艦隊戦。意味不明な専門用語について説明のないこと。そして、全てのキャラクター。
 感想、終わり。以下はまとまらない雑文なのであしからず。

 鉄道要素や特撮要素が多い映画だった。これで最後だからと、やりたい放題、やり切った感じが清々しい。
 人造人間エヴァンゲリオンを使って全ての使徒を倒した後に発動される、人類補完計画。これがエヴァンゲリオンの大まかな話の筋だ。そして、前回の映画Qから引き続き、ヴィレ対ネルフの戦闘がメインとなっております。
 公開初日のツイッターでも話題となっていたが、2時間半は長かった。小便をぎりぎりまで我慢していたけど最後にスタッフの名前が出てきたときにぼくはトイレに立った。そして一応戻った。ちなみに、当日は朝から飲みものをほとんど飲まずに対策したけど、普段は積極的に水分補給を行っております。
 とにかく大迫力だし音がすごいしエヴァンゲリオンだし、といった感じで楽しめた。最後の最後で泣けたけど、理由は良く分からない。でも、正直、誰にでもおすすめできる映画ではないのが、もどかしい。面白いと感じた最大の理由が「エヴァンゲリオンだから」では、つまり何も説明していない。だけど、新劇場版の序、破、Qさえ見ていれば楽しめると思う。
 映画は一度だけ見て「うわー、なんだかすごいものを見た!」と圧倒されるのが良いのだけれど、二度見れば色々と整理出来るんじゃないかとは思う。福島の映画館だと画面がそれほど大きくないから、もっと大画面で見てみたい。
 以下「本作」と省略する。
 ツイッターを眺めていた。「これで本当に終わった」「ちゃんと終わらせた」などが本作を称賛する感想として多かった。エヴァンゲリオンはEOE*1で終わったはずだった。作り直して良くなる保証はない。古くからのファンのブログでは、EOEと本作を比べて、ここが甘いなどの記述も見られた。だけどぼくは、絶望を浴びせる目的だったEOEではない本作を楽しめた。
 「我々は何を見せられているんだろう?」と感じたシーンはあった。

 シンジ達が訪れたその村。それは農村だった。その村での人々の暮らしが丁寧に描かれていて、この世界の片隅にを思い出した。エヴァンゲリオンという作品でそのような描写はこれまでなかったので、意外だった。それでも、面白かった。エヴァンゲリオンはものすごいアクション(作画と音)と「なにこれどうなってんの?」「わけ分かんない!」ってのが醍醐味だと思うんだけれど、村の描写は、こんなことも描きたかったんだってところでもあって、それも良かった。
 共通点は全くないけと、本作は、通して、NHKのテレビドラマあまちゃんに似た感動があったような気がする。本作は大雑把に言えばEOEの作り直しだけど、絶望を感じなかったのは、そういうことではなかったかと思う。見返したら違うかもしれない。合ってるのは駅のホームだけだったのかもしれない。
 しかし、その、「こんなことも描きたかった」村の生活は、別レイ*2が死んでしまうためのお膳立てだった。シンジがやったこと、破で助け出されたことを覚えていない。そんな彼女が村の生活や農作業で人間らしさを獲得しようとしていた。そしてシンジの力になりたいと願う。ところが、「ネルフの外では生きられない」*3と言い残して、突然、死んでしまった。本作は、ものすごく簡単に言えば、シンジが再びエヴァンゲリオンに乗るまでの話。前半で別レイが死んだことが、そのきっかけだったのかもしれなかった。
 クライマックス。シンジとゲンドウが対決。ゲンドウは既に人間ではなかった。そして、話が長くて驚いた。寡黙なところが格好良かったゲンドウが、これまでの生い立ちや不平不満を吐露し続けた。テレビ版最終回やEOEの焼き直しとして、ゲンドウがシンジの代わりとなったのは意外だったが、最後の最後でとうとうゲンドウにその番がまわってきたのかと感じた。
 ラストでシンジとマリが登場。どうしてぼくがこのラストシーンで泣けたのかは、正直、良く分からない。
 とりあえず、ぼくが面白いと感じた点は、ここまで。


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当ブログ作者プロフィール

*1:新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に

*2:Qから登場したアヤナミレイ(仮称)のこと。声優の林原めぐみがそう呼んでいる。テレビ版での綾波レイ3人目に相当するキャラクター。

*3:この台詞だが、劇場で一度見ただけなので正確ではないかもしれない。

カーマントーの灯火スタート

 上記ブログの続き。今月号(月刊ニュータイプ2020年12月号)掲載ファイブスター物語のネタバレです。
 まずは先月の話題から。ツバンツヒの台詞「タケノコとえび芋のたいたん」の「たいたん」が、京料理の「炊いたん」だということを、最近になって知った。思い出して単行本14巻を読み返してみると、ツバンツヒが天照帝に弁当を見せたとき、彼女は、ふきのとうのたいたんを作っていた。福島県人である自分にとって馴染みのない言葉だったので、すっかり忘れていたのだ。

 では今月号について。まずは巻頭にある井上伸一郎インタビュー。内容は、月刊ニュータイプ35周年イベント「アニメ・クロニクル」開催記念ということで、創刊時の思い出なども語られた。永野護についても、もちろん言及あり。個人的には創刊号の表紙ガンダムMk-IIについて井上が表紙原画担当の梅津泰臣ディレクションしていた話が興味深いものだった。

 ファイブスター物語は、今月から新エピソード「カーマントーの灯火」が開始。
 マグダルが再登場。星団暦3062年。星団暦3031年から約30年ぶり。

 マグダルの視覚は戻らないのか?
 彼女の眼球、そして脳の視覚野が消えてしまっている。なんともひどいなと感じた。
 これまでの物語が割と「なんでもあり」だったので、色々あっても視覚は元に戻るのかもしれないと考えられるかもしれない。けれど、詩女であれば視覚が失われてもその役目は失われないのかもしれない、などと思った。
 GTMダンダグラーダが初登場。宇宙用GTMには脚が無いのかとぼくは考えていたけど、ちゃんとあった。それでも、宇宙戦闘でもGTMが最強だと述べていたのは、さすが永野護だなと感じた。
 あとは、マグダル編に入っても天照家が関わる、今後も連載に多く出てくるだろうことが分かって安心した。ツバンツヒの部下の二人は天照帝の諜報組織である典星舎所属となっており、とりあえず、仕事と、あの「装備」が与えられた。

 ところで、永野護の原画が展示されているという、所沢で開催されているイベント「アニメ・クロニクル」には行きたい。けれど、どうしようもない理由で行かないことにしました。

 それでもぼくは、天照家J型駆逐戦闘兵器の正式名称を聞くまでは、死ねない。

 ここ最近、例外的にファイブスター物語感想ブログをアップしてきましたけど、これはラキシス7444という特別なエピソードだったので書けたのであり、今後、毎月は書けないと思います。なので、今回のブログは非常にあっさりしております。ということで、熱心なファンのブログをリンクしますので、そちらをご覧ください。

11月4日

このブログ読んでる方は絶対行ったほうが良い”ニュータイプ35周年アニメ・クロニクル” - 絶対秘密。

11月6日

第333回FSS考察「モラードファティマ一期生、意外と濃ゆい!?」 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

永野護先生の生原稿!原画大集合!「ニュータイプ35周年アニメ・クロニクル」(ネタバレあり) - 絶対秘密。

11月8日

展示室27・ところざわサクラタウンに向かってもらうには?と無い知恵を絞る。 - 絶対秘密。

11月10日

FSS (NT2020年12月号 第17巻相当) 評論(ネタバレ注意) #fss_jp - AQM

ニュータイプ12月号ネタバレ付き感想~最初に示されたお題で良かったわぁ、の巻 - 絶対秘密。

月刊NT2020年12月号ネタバレ記事 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

受難のマグダル|月刊ニュータイプ2020.12月号ファイブスター物語/FSS/第6話時の詩女/アクト4-4「カーマントーの灯火」|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

11月11日

展示室28・大きな空っぽの箱に入った、一粒の宝石。 - 絶対秘密。

11月13日

第334回FSS考察「海の向こうで戦争が始まる」 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

11月20日

第335回FSS考察「カーマントーってどんなとこ?」 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

11月26日

フォントのところはどうなんでしょうか?^^; - 絶対秘密。

今月のツイッターから

画像ツイート

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当ブログ作者プロフィール

スペンサード

 今期エピソードのサブタイトル「大君主バフォメートのまなざし」とは?

 月刊ニュータイプ2020年11月号掲載のファイブスター物語ネタバレブログとなります。今月も初公開の新設定が満載で、びっくりです。そして、この作者、永野護のネーミングセンスはあいかわらずかっこいい。

F.S.S.DESIGNS 1 EASTER;A.K.D.

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  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2005/09/20
  • メディア: 大型本
 ファイブスター物語の作品集、デザインズ1には、現在ニュータイプでの連載にて進行中である魔導大戦の後に、天照帝とラキシスとの間に意見の食い違いが起こると予告している。今月号を読んで、それを思い出さずにはいられなかった。

 今回は上記ブログの続き。書こうとしたことがまとまらなかったので箇条書きです。まあでも、ここんとこ毎回そうですね。ということなので前回のブログと同じく、今回もファイブスター物語ファンの皆様の優れたブログをリンクしておきますので、まずはそちらをご覧ください。

10月10日

FSS (NT2020年11月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意) #fss_jp - AQM

月刊NT2020年11月号ネタバレ記事 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

ニュータイプ11月号ネタバレ付き感想~混沌か無か。夢物語の終わり、の巻 - 絶対秘密。

忘却の彼方へ|ファイブスター物語/FSS/ショウメ争奪戦~大君主バフォメートのまなざし|NT2020.11月号【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

2020年秋冬はFSSイベント多数!(随時更新) - 絶対秘密。

10月15日

月刊ニュータイプ2020.11月号ファイブスター物語/FSS/感想/考察|ショウメ争奪戦~大君主バフォメートのまなざし|『時の彼方へ』|【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

F1ファティマの構造について考える。 - 絶対秘密。

 今月号の話は、連載にて約一年ほど続いたエピソード、ラキシス7444の後日談のようなものだ。異世界から、星団暦3037年*1のジョーカー太陽星団に無事に生還したラキシス一行は、ポーターが彼女たちの記憶を消したので、何が起こったのか正確に把握していない。
 マウザーは、ラキシスに対して、天照帝にではなくラキシスへの忠誠を宣言した。そして、自分やツバンツヒ、システム・カリギュラ指揮官クラスの秘密、ポリメリゼーション・キャスターの正体を打ち明ける。自分たちは、太古の超帝国、その歴代の皇帝たちの姿と記憶を持っているコピー人間であると。
 天照帝はスペクターからの報告で、異世界でのラキシスの発言から彼女の真意を知るが、彼は、彼女が何を言っているのかを全く理解出来ないでいる。
 そして、ラキシス一行を追っていた二つの影が、ミラージュ騎士団メンバーのヴィクトリーとレディ・スペクターであったことが明らかとなる。
 今月、新たに登場したのは、ヴィクトリーとレディ・スペクター、Fネーム・ファティマ(ファティマの子供)であるマーター・マーター、そしてファティマでありミラージュ騎士団メンバーでもあるタワー。この初登場の4名は、この連載時点よりも遥か未来から、次元航行戦艦スペンサードに乗ってやってきた。

 とにかく今月号は戦艦スペンサードがかっこいいってことで他に書くことがぶっ飛んでしまったので、今回のブログはメモ程度デス。
 まずは天照帝の発言から。
 ラキシスが敵に対し「私たちの世界への干渉は全力で阻止します!!」「たとえそれがジョーカー宇宙の創造神! 全能神アマテラス大御神であってもです!」(ニュータイプ2020年3月号)と言い放ったらしいことをスペクターから聞き、天照帝は、彼女は「ボクたち」と戦う気なのかと不思議に感じる。全能神アマテラス大御神とは連載の時点よりも未来の7777年にラキシスと天照帝が融合したものなので、だから、彼女の言うことが全く理解出来ないでいる。
 二人が融合した全能神アマテラス大御神とラキシスは、もしかして別の人格、キャラクターとして7777年以降も存在し続けるのかもしれないと、ぼくは感じた。

F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物

F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物

  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2014/03/10
  • メディア: 単行本
F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict

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  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2016/02/22
  • メディア: 単行本
F.S.S.DESIGNS 6 XROSS JAMMER

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  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2019/02/09
  • メディア: 大型本
 マウザーの発言について。
 超帝国の皇帝の姿と記憶を持っているというマウザー。今は美形の顔で出てきていますけど(デザインズ6に記述あり)、元々の顔はどっちなんだろうか?
 デザインズ6のマウザーのデザイン画、まだ連載には出てきていないミラージュ騎士としてのその姿は、以前の顔に似ている。
 元々、ミラージュ騎士団メンバーには天照帝に忠誠を誓い絶対に従うという掟がある。しかし、マウザーがミラージュ騎士となったことで、天照帝ではなくラキシスに忠誠を誓うミラージュ騎士が今後は増えるのだという。天照帝はそれを苦笑したと今月号に書かれていた。ぼくの考えでは、天照帝の后であるラキシスに従うことは、すなわち天照帝への忠誠と同じだからだと彼は考えているのだろう。
 そこでぼくが思ったのは、天照帝ではなくラキシスに忠誠を誓うマウザーは、7777年まで天照帝と付き合うツバンツヒ(デザインズ5に記述あり)とは違い、3239年にラキシスが時の彼方へと消えて以降に、何か起こすのかもしれないということだった。
 ラキシスに忠誠を誓ったマウザーだが、一方、デザインズ6によれば、ミラージュ騎士であることをあまり意識せず好き勝手に行動するのだという。
 デザインズ4によれば、マウザーの本当の舞台は、現在連載中の魔導大戦が終結した後の3100年で、物語に深く関わってくるのが4100年までとある。当初この解説を読んだときにぼくは、意外と長く関わるのだなと思った。しかし、ツバンツヒが7777年まで出てくるのであれば、不思議に感じる点もあるだろう。
 現時点では想像だけど、マウザーのような、天照帝ではなくラキシスに忠誠を誓うミラージュ騎士は、4100年あたりで反AKDに転向するのではないかと、ぼくは考えた。

 ついに登場、ミラージュ騎士タワー。
 初期からその存在が公開され、今月になってやっと登場したタワーは、とんでもない奴だった。かつてファイブスター物語で最も気持ちよくぶっ壊れたキャラクターであったスパークが剣聖マドラとして覚醒して、まともな人物になってしまったので、今後は平仮名でしかしゃべらないタワーがぶっ壊れ筆頭になる予感。
 これまでの解説文によると、セントリーレベルの能力を持つタワーが暴れたら天照帝やカレンでないと止められないらしいが、それ以前に、いわゆる「お笑い組」であることがバレてしまったようだ。

 ミラージュ騎士ナンバー34ヴィクトリー。
 連載初期からその名前が公開されていた。将来、天照帝がジョーカー太陽星団を離れてからミラージュ騎士となった宇宙人。しかし、それはかなり先の出来事なので連載に登場するのはいつの日か。大いに想像をかきたてられた。彼の名を久しぶりに見たのはデザインズ6だった。それは、どのミラージュ騎士が何番のZAPに乗るのかが書かれていたものだ。そこには、いまだ連載に登場していない者を含む全ミラージュ騎士の名があり、そして、ヴィクトリーはGTMに搭乗不可能と書かれていたのだ。GTMに乗れないのにミラージュ騎士なのか?
 デザインズ6を読んだ当時、ぼくはそれが不思議だったけれど、ようやく今月号でヴィクトリーがGTMに登場不可能である理由が判明。通常の人間の4倍ほどの身長の人物である。なるほど、これではGTMの操縦席には収まらない。ただし、ミラージュ騎士であれば間違いなく強いのだろう。
 そして、彼の正体が明かされた。これまでには宇宙人であることくらいしか分からなかったのだが、なんと、今回ラキシス7444にてショウメを狙って異世界がらやってきたヴィーキュルの親玉、大君主バフォメート・ヴィクトリーだった。なお、今月号に登場したヴィクトリーは数ヶ月前の連載に登場しセンタイマの攻撃からラキシスを守ろうとしたバフォメートと同一人物だと考えられるのだが(ニュータイプ2020年4月号~5月号)、今月号のヴィクトリーやレディ・スペクターは7777年以降の未来から戦艦に乗ってやってきた。つまり、ラキシスを守ろうとして手のひらをかざしてから後の、フォーチュン世界での、ミラージュ騎士団メンバーの彼ということだ。
 レディ・スペクターについては、ニュータイプ2020年6月号のデザインズにて、ヴィーキュルの最高存在「女王蜂」アスタローテであることが初公開されていた。そして彼女も今月号で本格的な初登場となった。
 今回のエピソードのタイトル、ラキシス7444に「大君主バフォメートのまなざし」と添えられてあるのは、どうやら彼のことらしい。だけど、彼らヴィーキュルは古来より、ジョーカー太陽星団の人類と敵対する者たちではなかったか?
 ニュータイプ2020年2月号。ラキシス7444での戦いのなかで、セントリー・ライブのノヴァフレームによって焼かれたヴィーキュルのゴリリダルリハが、去り際にラキシスたちに言い残した、その台詞のなかに、完全ではないが「大君主バフォメート・ヴィクトリー様の謁見のときまで」と読める箇所があった。ファイブスター物語ファンの間では、あの台詞はミラージュ騎士のヴィクトリーのことではないかと、話題となっていた。だけどぼくは、そうなのかなと不思議に感じていたけれど、まあ、関係ないだろうなと思っていた。
 今月号にてヴィクトリーは、自分たちヴィーキュルはラキシスから恩を受けたのだと語っていた。それが、彼らがミラージュ騎士となった理由であったのだろうか?
 なお、ノヴァフレームに焼かれる前にラキシスと対話したゴリリダルリハはその後、思うところがあって、ラキシスのファティマスーツの宝石となり、彼女の行く末を見守るようになるのだという。
 ヴィーキュルについては不明な点が多いので、この件については、ここでおしまい。

 マーター・マーター。
 ヴィクトリーとレディ・スペクター、そしてタワーは、マーター・マーターが操縦するスペンサードに乗って、未来からやってきた。密かにラキシスを追っていたヴィクトリーとレディ・スペクターを回収して、ウィル星団暦7818年の惑星フォーチュンへと帰って行った。今月号の連載時点では星団暦3037年だが、その移動時間は56億7千万年(ただし、瞬時に目的地に到着するようなので、56億7千万年が移動に要する時間ではない)。
 マーター・マーターが設計した次元航行戦艦ザ・ウィル・スペンサードはザ・ウィル2番艦となるもので、1番艦の記録に基づいた過去に飛ぶことが可能となっている。
 かつてバランシェが設計し天照帝が建造したザ・ウィルは7777年に退役しており、以降に建造されたスペンサードはザ・ウィルの2番艦と称されている。が、設計時期も設計者も異なるので、ぼくの考えでは、便宜上「2番艦」と呼んでいるのだろうと思った。
 ところで、次元航行とは何なのか?
 今月号でのスペンサードの航行を見る限り、いわゆるタイムマシーンと呼べるものであるらしい。しかし、そもそも、7777年以降の世界はジョーカー太陽星団の世界とは異なる宇宙であるらしいので、過去や未来へ行く「だけ」ではないようだ。
 ファイブスター物語においての7777年以降、そして惑星フォーチュンについては現在でも色々と不明な点が多い。分かっているのは、星団暦4100年のジョーカー太陽星団から出発したザ・ウィルは、その船内での時間経過で7777年に惑星フォーチュンにたどり着いたが、実際には56億年ほど経過しており、既にジョーカー太陽星団は消滅しているということ。なお、消滅する前のジョーカー太陽星団は懐園剣の誕生時に取り込まれた。
 そして、今月号の解説で分かったのは、7777年以降はウィル星団暦という暦となっていることと、惑星フォーチュンは時間と空間の概念がこれまでの常識では通用しないものとなっているらしいことだ。つまり、惑星フォーチュンについて過去に公表された設定のいくつかが変更されている可能性がある。よって、この件についても、ここまでだ。申し訳ない。

 以下、おまけというか、単なるつぶやきである。
 ファイブスター物語はSFでは無い。作者の永野護は繰り返し発言してきた。しかし、今月に限った話じゃないけど、ラキシス7444エピソードにはSFのような感覚があった。だけど、ぼくはSFを読んだことがない。ドラえもんしか知らない。だから、たぶんそういうことなんじゃないかという程度のことで、それでも想像するに、あの作者にとってSFとは基礎教養のひとつであって、嫌でも入ってくるのだろうなあ、などと感じた。今回は特に、タイムトラベルなど。これまでにも、未来の人物が過去に干渉することがあったファイブスター物語だけど、作者によれば、それはSFではなく神の仕業だから、すなわち高次元の存在だから可能であるという。おとぎばなしだからそうなっているということだった。
 スペンサードを建造したマーター・マーターは人造人間ファティマの子供ではあるけれど、彼女たちFネームは神とは規定されていない。そもそも、ザ・ウィルの「かつて開発され使う者もなくうもれた技術"次元飛行"ディバイス」(設計者バランシェがそう呼んでいた)の詳細については、これまでに語られたことがなく、不明である。ザ・ウィルの設計はバランシェが行ったもので、彼もまた神ではない。
 ファイブスター物語におけるタイムトラベルについては、過去に干渉した結果タイムパラドックスが起こるようなことは、これまでになかったはずで、だから、この作者がファイブスター物語を「SFとして」読ませることはなかったとぼくは感じている。ところが、今季のエピソード、ラキシス7444にて、カレンが過去に干渉しようとして止められた経緯が描かれた。カレンを止めたマキシによると、その過去に干渉するとマキシ自身に関わる過去の出来事がおかしくなるといったもので、それは、タイムパラドックスではなかったか?
 ここにきて、ようやく、ファイブスター物語はSFとしてのギミックを見せてきたのだろうか?
 なお、今後、星王となったマキシが過去のジョーカー太陽星団に干渉することは、既に予告されている。

 スペンサードがかっこいいと感じたのはそのデザインと、今月号での以下の記述だ。
 「クェーサー・スターバーストエンジン」
 「プラネタリ・グラビトンドライブ」
 「みらいのうちゅーせんにふんしゃのずるなんてないでし」
 これらの描写を、やはりアニメで見てみたいと感じてしまう。

 ところで、スペンサードってどういう意味だ?

追記(11月10日)

 最近のファイブスター物語での年のずれについて下記のブログに詳しいので、よろしくです。なお、11月10日発売ニュータイプ12月号のネタバレがありますので、ご注意ください。

FSS (NT2020年12月号 第17巻相当) 評論(ネタバレ注意) #fss_jp - AQM

今月のツイッターから


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当ブログ作者プロフィール

*1:以降、このブログでの年は全て星団暦。

カレンは干渉する

 あの懐園剣ってやつは、敵味方関係なく、そのとき必要な人物のところに行くのだろう。ファイブスター物語では「互角の戦い」という不文律がある。そう感じた。センタイマのもとに懐園剣(雌剣)が来たのは、直後にマキシが出現して懐園剣(雄剣)を持つと分かっていたからなのだろうと、ぼくは感じた。互角となる戦いしか描かないのがファイブスター物語だ。
 以下、このブログは9月10日発売の月刊ニュータイプ2020年10月号に掲載されたファイブスター物語のネタバレを含みますので、よろしくです。

 上記ブログの続き。
 連載中のエピソード、ラキシス7444はいよいよ最終戦。マキシとセンタイマの決闘はマキシの勝利。だったはずなんですが、ぶった斬られたセンタイマは捨て台詞を残して異世界に帰ってしまいました。ええ、傷も治ってます。帰る前に彼は、手下が殺したマドラたちラキシスの下僕を元に戻していきました。天照帝がカイエンを元に戻したように。
 元々はラキシスを狙ってやって来たセンタイマ。だけど、マキシとセンタイマの決闘は「試合」のようなものだったのか。どうせ元に戻すのだった。滅ぼすつもりなんてなかった。始めからそのつもりで行われた「手合い」のようなものだったのだろうか。なんてことを考えていた。

 ところが、彼らが帰ってから、カレンがとんでもないことを言い始めた。

 ここで、カレンについて、これまでにぼくが覚えていることを並べてみる。
 星団暦7777年に誕生する、天照帝とラキシスの娘であるカレンは、全能神であり、時空を飛び越えて出現することが(作者の永野護によるデザインズなどでの解説文にて)知られている。かつては「超人類」とも称された*1全能神。天照帝がラキシスのために建造したロボット、マグナパレスをタイカ宇宙に持っていってしまう。一方で、物語本編に登場することが、これまでにほとんどなく、だから、ぼくにとっては、伝説上の存在でしかなかった。ファイブスター物語が年表通りに進んでいくとして、漫画連載でどこまで描けるのかが不明であり、年表の最後に書かれているカレンの活躍を見ることは無いだろうと、ぼくは考えていた。
 過去や未来のエピソードが予告なく割り込んでくるファイブスター物語だが、メインとなる物語は時系列に進んでいて、現時点では星団暦3037年。だから、7777年に誕生したカレンが、メインとなる物語に出てくるときは例外なく「飛び越えて」来ている。初めてカレンが物語に登場したのが、ファイブスター物語の主な舞台であるジョーカー太陽星団とは全く別のタイカ宇宙を含めた、時空を超えたエピソードである「五つの星の物語」だったので(しかもそのときのカレンは「顔出し」程度)、今回のラキシス7444が、カレンが本格的に物語に関わり出したエピソードなのだろう。
 カレンが時空を超えて出現することを作者は何度か予告していて、「五つの星の物語」以外でも、過去に、浮遊城でラキシスが危機に陥ったときに助けに来たこともあった。
 これまでの作者の解説文によると、全能神であるカレンは、過去(カレンが誕生した7777年より前)のジョーカー太陽星団に出現して、色々とやらかしている。親にも手に負えない、おてんば娘であるらしい。そもそも、天照帝とラキシス、あの二人の子であるのだから、普通じゃない、とんでもない人物であるらしいことは、何となく想像出来た。しかし、それは、想像でしかなかった。想像を上回ること。カレンが本格的に物語に出てくると、どういうことになるのか?

 モーターヘッドに飽きた作者が、登場するロボットをGTM(ゴティックメード)に変更した。このことについては以前ブログに書いた。

 今後、モーターヘッドファイブスター物語に出てくることは無い。ぼくはそう断言した。
 もはやファイブスター物語の世界は作者によってGTMに変えられたので、それは普遍となり、物語の登場人物がそのことに気づくことはない。ぼくはそう考えてきた。しかし…
 今月号のカレンの台詞によると、クラスファー*2とカレンが、ファイブスター物語の世界をモーターヘッドからGTMに変えてしまった。
 モーターヘッドをGTMに変えたことが、「ファイブスター物語の登場人物である」カレンによって語られたのだ!
 この「事実」を知るのは、そこに居たカレン、シルヴィス、マキシ。ジョーカー太陽星団の人類よりも上の、神々の世界の者たちだ。続けてカレンは、GTMに変更したはずなのにモーターヘッドのことを覚えている人物が一人いることを危惧しており、今回の騒動(ラキシス7444エピソードでの異世界との戦い)のついでに、それを修正してしまおうかと考えたが、シルヴィスやマキシに止められた。

 毎月アップされているファンのブログを読んでみると、みなさん、これまでの出来事をちゃんと覚えていらっしゃる。すごいなあと思いました。今月号でカレンが言っていた最重要発言について、それが誰を指すのか、ぼくはさっぱり分からなかったので、彼らのブログを是非ともご覧ください。

FSS (NT2020年10月号 第16巻相当) 評論(ネタバレ注意) #fss_jp - AQM

ニュータイプ10月号ネタバレ付き感想~疾走と収束とが並行の世界軸。の巻 - 絶対秘密。

泡沫の夢|ファイブスター物語/FSS|NT2020.10月号【ネタバレ注意!】-Web-tonbori堂アネックス

月刊NT2020年10月号ネタバレ記事 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

心はもう20年後。 - 絶対秘密。

第331回FSS考察「解けつつあるのか、この謎は…!」 | FSSをナナメから読み込んでみる感じで一つ

 ところで、ファンの間では、以前から、GTMへの変更はカレンのいたずらだと繰り返されていた。すなわちそれは、ネタのようなものだった。ぼくはそう考えていた。

 いや、待てよ、それは本当のことか?

 ぼくが思い出したのは、デザインズ1にある、過去のミラージュマシンの型番(G型やH型など)をカレンが勝手に変更して、そのことを父親である天照帝に後からバレて怒られたという記述だ。しかしそれは、物語の台詞としては出てこなかったはずだし、これを知った当時ぼくは、それほど重要なことではないと思っていた。ミラージュマシンの件についてはデザインズ6にて再度解説され、そこでカレンの名は出ていなかったはずだから、デザインズ1の記述については、作者が、自分がやったことをカレンの仕業にするという、冗談だと思っていた。ところが今月号では、GTMへの設定変更そのものを「ファイブスター物語での出来事」としてカレン自身が言及した。
 GTMへの変更に伴って色々と不具合が発生してきて、その度に作者は新たな設定を追加、または改変してきた。カレンはそのことについて、それとなく言っただけ。そういう見方も出来るだろうか?
 GTMへの変更は、登場人物は知らないことであるはずだった。作者がやったことやその理由を漫画の登場人物が知るわけがない。ぼくはそう考えていた。しかし、作者や読者しか知らないはずの出来事を、ファイブスター物語の神々は知っていた。
 言い換えれば、登場人物には「秘密で」行われた、作者と読者しか知らないと考えられてきた、設定変更そのものを、物語のなかに引っ張り込んできたのだ。
 漫画として描かれたファイブスター物語が三次元の世界だとすれば、ぼくら読者は四次元の存在だ。作者は以前、そのようなことを言っていたような気がする。カレンの言葉を聞いて、そのことを思い出した。カレンはファイブスター物語の世界では高次元に位置するからだ。高次元にいるのであれば、作者や読者と同じ立場となるのだから。
 設定変更はファイブスター物語の登場人物は知らないことであるはず。しかし、それはぼくの勝手な思い込みだったのだ。そのことに、ぼくは驚いたんだ。
 今のぼくには、これ以上のことは考えられないし、何も書けない。

 カレンは、ファイブスター物語そのものに干渉する。

 あ、ここまでラキシスについて何も書いていませんでしたね。ラキシスは途中から寝てたんで仕方ないっす。連載中のラキシス7444は来月に完結するらしいので、何かあればと期待してます。


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当ブログ作者プロフィール

*1:初期のファイブスター物語年表ではカレンを「超人類」と記述していた

*2:ファイブスター物語における最高位存在アマテラス/天照帝との関連は不明/月刊ニュータイプ2020年6月号

キャラクター・パワー・バランス

 月刊ニュータイプにて連載中のファイブスター物語のエピソード、運命のラキシス7444は、神レベルの者たちの戦いだ。敵は、常識では考えられない超常の力を持つ。倒しても、さらに強い奴が出てくる。

 上記ブログの続きですが、今回はちょっと脱線しますね。
 ミラージュ騎士団が使用する天照帝設計のGTMは通称ミラージュマシンと呼ばれる。形式ごとに例えばB型ミラージュなどのような呼び方もされる。と言ってもミラージュ騎士団は基本的に忍者のようなもので、要するに隠密行動なので表に出ることがなく、よって、星団3大GTMのような有名なマシンはない。知られていないからだ。なお、B型ミラージュとはZAPのことである*1ミラージュ騎士団の主力GTMはG型のグリット・ブリンガーとなっている。ZAPは殲滅を目的とした特殊なロボットなので、滅多に使われることはない。

F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物

F.S.S. DESIGNS 4 覇者の贈り物

  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2014/03/10
  • メディア: 単行本
 デザインズ4によると、天照帝設計のGTMは超帝國時代のGTMを超える、とある。天照帝は多くのミラージュマシンを設計してきたが、ここでの「超帝國時代のGTMを超える」GTMとは、マグナパレスやZAPを指すのだろう。ZAPは殲滅のために開発されたロボットであって、対GTM戦闘は殲滅作戦の邪魔をされないように行う「おまけ」でしかないからだ(邪魔されないように敵GTMは絶対に倒さなければならないので高性能であるということ)。そして、天照帝がラキシスのために作ったマグナパレスはZAPの雛形となったもので、他のGTMと異なり自己意志が強いなどの共通点が見られる。
 超帝國GTMは通常の星団暦GTMとは比較にならないほど強力なものであったとされている。この設定は「キャラクター・パワー・バランス」と呼ばれる一覧表にて先行公開されていた(2003年ニュータイプ連載時/リブート7に収録)。 補足しておくが、2003年の「キャラクター・パワー・バランス」公開時と異なり、当ブログエントリーでは、GTM変更後の新設定に習うかたちで記述する。
 連載中のラキシス7444を読んでいて思い出すのは、この「キャラクター・パワー・バランス」での順列だ。ファイブスター物語で強いと言われる、天位騎士や剣聖よりもさらに強い者たちの順位が公開された。「スバースより上ははっきり言って意味がない」との但し書きがある。剣聖スバースより上には、カレン、ユライヒ、スペクター、セントリー、ログナー、オーバーロード、ZAP、サタン、超帝國GTMシュッツィェン、ナイン、マキシ、超帝國7剣聖などの名が並んでいる。このなかに、今回のラキシス7444に登場する主なキャラクターが多く見られる。
 この「キャラクター・パワー・バランス」の公開時、騎士とロボットが同列に比較されていることが驚きだった。ログナーがZAPよりも強いとはどういうことなのか?
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F.S.S. DESIGNS 5 LITTER.pict

  • 作者:永野 護
  • 発売日: 2016/02/22
  • メディア: 単行本
 デザインズ5のログナーの項目には「彼が戦うのはこの世の者ではない者たちである」と書かれている。同じくデザインズ5のマドラの項目には「剣聖は人間と戦うことを想定していない。GTMや「あれ」と戦うための力を炎の女皇帝が作り上げたと言っても過言ではない」とある。剣聖のGTMとの戦闘。ここでは、GTM同士の戦闘を意味しないと考えられる。なぜなら、マドラは元々は「GTMを素手で破壊する」超帝國7剣聖のひとりであるからだ。先代のログナーは彼ら超帝國7剣聖の指揮官であったとのことで、彼らと同じ、またはそれ以上の腕を持つ。なお、現在のログナーも(いわゆるクローン人間なので)同等の力を持つ。つまり、ログナー(歴代全て)はGTMに乗らずともGTMを破壊することができるということだ。
 強さの基準にまずGTMがあって、それ以上の者たちが存在するということ。
 ファイブスター物語にて何度も予告されてきた「この世の者ではない者たち」との戦い。それが、今後訪れる3225年でのスタント遊星攻防戦であり、連載中のラキシス7444だ。このラキシス7444にログナーは参戦していないが、「キャラクター・パワー・バランス」で永野護が言う「はっきり言って意味がない」とは、このラキシス7444での戦いを指すものだった。スバースより上の者たちの強さとは、通常の、星団暦においてのGTM同士の戦闘には必要のないものだったのだ。
 GTMを倒すことが出来るのはGTMだけ。だから、ジョーカー太陽星団では、主要国家、列強のGTM軍隊である騎士団が存在し、国盗り合戦を繰り広げている。それがファイブスター物語だ。
 しかし、星団国家の争いとは関係ないところで、人知を超えたレベルの者たちが存在する。だから彼らは、騎士を含めたジョーカー太陽星団の民に手を下すことはない。今回は、ショウメという人類より上の存在を狙う。そして、ラキシスを狙う。はなから、人類を相手にしていないのだ。
 しかし、面白いのは、作者の永野護が、ショウメを含むセントリーよりも遥かに上位の強さを誇るラキシスは、神ではなく「人を含む世界で生まれた全てのものの意思」と明言していることだろう。
 なお、このラキシス7444には、「五つの星の物語」エピソード(1990年~1991年)にて語られたタイカ宇宙のキャラクターが久々に登場した。


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当ブログ作者プロフィール

*1:ZAPとは、かつてレッド・ミラージュと呼ばれた、最強のスーパーロボットツァラトゥストラ・アプターブリンガー・パンツァーカンプフロボーター」である。