ファイブスター物語
ベイジ解放戦スタート
月刊ニュータイプ2025年8月号(7月10日発売)
価格930円(税込)
ハスハントの地に集結する騎士、ファティマ、GTM!
単行本第11巻でその冒頭のみが描かれていた
「ベイジ解放戦」……その全貌がついに!
魔導大戦の最終局面へとつながる新章、開幕‼
かつてのシーン(その連載の時点では未来の出来事として描かれていた)の4ページほどをまるごとGTMに変更したシーンが話題となっていた。その違いをぼくも楽しんだけれど、最も注目したのはマキシがつぶやいた言葉。そこに彼の真意を見たような気がした。
ミースとアウクソーが人質に取られているために城に突入出来ない。しかしマキシは自分の母や世話になったファティマが人質であっても構わず見殺しにしていいと考えている。そこでマドラはセオリー通りに行動すれば剣聖の称号を与えると言った。ここまでは同じ。
かつてのシーンになかったのはマドラの提案を受けたマキシの吐露の続きだ。超帝國騎士レベルの戦闘力がある、とんでもなく強い自分が好きなように戦わせてもらえない。通常の騎士、ジョーカー太陽星団の人類レベルでの戦い、戦争とは窮屈で面倒だ。決められたルール(常識と言い換えてもいいかもしれない)に従い「ゲーム」をするのは納得いかないけど、そうしないとマドラに殺されるかもしれない恐怖。だからあの天照帝が言うように自分の思うように行動すれば居場所がなくなる、すなわちここは自分にとっての居場所ではないのだろうか。
ぼくには、マキシの孤独の理由が垣間見えた気がした。超帝國剣聖のマドラが動けば一瞬で戦が終わるのにそれをしないことがマキシにとっては不思議で仕方ない。彼がそう考えていることが今回の連載で明らかとなったのだ。
今月は連載ページが少なかったのであまり書くことがない。連載冒頭の扉ページにある作者からのコメント。これまでに開催してきた永野護デザイン展で疲労し、今後の企画もあって多忙のため、年内に1~2回の休載があるとのこと。
