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萌えぎのエレンのメインブログです

今月のファイブスター物語メモ 月刊ニュータイプ2025年7月号

永野護デザイン展に行ったのは去年だったか。それにしても思い出せないのは、この日ぼくはじゅうていおおみや(従帝大宮)とつぶやいてそれはアイシャのことだと以前どこかに書いてあったからなんだけど、それがいつどこでだったのかだ。この時点で知っているということはデザイン展よりも前のはず。

月刊ニュータイプ2025年7月号(6月10日発売)
定価900円(税込)
少年のころに出会ったファティマ・バーシャ(エスト)を
追い求めつづけた……ヨーンの歩み。
さまざまな出会いと別れを経験し、彼がつかんだものとは?
トラフィックス」、堂々の完結!

以前から予告されていたことがついに連載本編にて描かれた。ヨーン・バインツェルはファティマ・エストのマスターとなるらしいが黒騎士にはならない。それはどういうことなのか。そして、アイシャが全権剥奪されミラージュ騎士団を退団するのはなぜか?

3073年*1トラフィックス最終回。

決闘の後、ヨーンとエストの会話。彼は過去の女(ファティマ)バーシャを忘れられなかった。バーシャとはエストの別人格であり、エストとして活動しているときにバーシャの記憶はないとされてきたが、それは先月号で撤回された。バーシャとなってヨーンとともに過ごしてきたエストの前で、彼はバーシャと決別した。そして失ったファティマ、パルスェットは彼の心のなかにいつまでもいるのだという。少年から大人になったヨーンはエストとともにダッカスを駆り、さらなる戦場へ。かっこいい。銀河鉄道999星野鉄郎にも似た良いエピソードだというファンの声もあった。ぼくはTMネットワークの曲を思い出していた。いい話だった。それにしても…

おいおい。お前の頭の中は女のことばっかだな。そう言えばワスチャが出てこないぞ(最後に一瞬だけ出て来たけど)。だけどまあ、女のことばかりってのは以前ヨーンとジーク(現フィルモア皇帝)がファティマの体形について話していたときに、若い男なんてこんなもんだって書かれていた。

それはともかく、ヨーンはエストのマスターになったが、黒騎士になることを拒んだ。エストのマスターは必ず黒騎士になるが例外があり、以前に公開されたエストの歴代マスターの一覧に天照帝やログナーの名があった(実際にそうなるのは今後の話になるらしいがフィルモア皇帝ジークのファティマとなることも予告されているからどのタイミングで彼らのファティマとなるのかは現時点では不明)。だから今回のヨーンのようなケースがあることはある意味予告されていたけれど、こうやって本編のエピソードとして描かれることで、なるほどなと思った。エストのマスターとなる者であっても黒騎士の銘を継がない選択はマスターにあるということだった。ヨーンはその理由を、自分がミラージュ騎士だからだと言っていた。しかしそうなると、黒騎士になるとはどの程度の意味を持つのかということだ。黒騎士とはある種の名誉であり称号であるけど、国家の騎士団に属してはいけないというきまりはないはず(ミラージュ騎士団は国家騎士団ではないですが)。デコースは黒騎士でありバッハトマ魔法帝国の騎士でもあった。二代目の黒騎士がコーラス所属だったかは忘れた(指南役だったはずだが)。今回の連載のなかで天照帝が言っていたようにミラージュ騎士である黒騎士でも良かったんじゃないかと、ぼくも思ったんだ。

あ、懸念された件については、あの恐ろしい病ではなく、デコースに斬られた背骨のことらしい。ほんとに大丈夫かはぼくには分かりませんけど、大丈夫でしょう、多分。

ヨーン・バインツェルのキャラクター画が公開されたのが何十年前なのか忘れてしまったし、もっと言うと角川のエルガイム本にも似た名があった。とにかく、作者がシナリオだけは出来上がっているとずっと前から公言していたヨーンの物語がやっと終わった。今後も活躍するのだろうが、ファティマの魔性に取りつかれた彼の物語は、無事に結末を迎えたのだとぼくは感じた。それが良かった。

そう感じていないファンがいるのかもしれない。今回のエピソードもそうだけど、最近の連載内容について、それをやっちゃうと過去のあの話がなかったことになるから面白くないなどという声が聞こえてきます。まあそうだけど、なぜかぼくはそこが気にならない。忘れっぽいからかなあ?

そしてアイシャ。デザインズ4でも書かれていたように天照帝はミラージュ騎士引退を命じた。最近の連載時の扉でも彼女の引退そして全権の剥奪と改めて書かれていた*2。その通りになった。アイシャが私兵として雇ったヨーンの扱いについて色々と問題があり、何らかの罰を受けるのだろうと想像はしていた。しかし、実際には、処分どころかその逆だった。天照家の従帝大宮という、とんでもない高い位に就くこととなった。ミラージュ騎士でなくなることが格下となるという向きはもちろんある。天照帝は彼女の政治家としての能力を買ったのだ。ぼくはあまりそこを重視していなかったけれど、アイシャは政治家として優れているというようなことを作者がどこかで書いていたので、そういうことだったのかと腑に落ちた(アイシャには騎士でいて欲しいと思うので今後の活躍も期待しております)。なお、デザインズ4には3075年にアイシャ隠居と書かれているから油断は出来ない。ここ近年の連載ではデザインズ4の記述と細かい点で違ってきているから分からないし、デザインズ4にはアイシャのミラージュ騎士団引退は3069年と書かれているから、この時点ですでにずれている。今回の連載では3074年だからだ。この件を含む最近の傾向についてぼくは「連載が正解」だからOKだと考えています。ファンのみんなもそうなんじゃないかな。

*3

いよいよ首都ペイジ開放戦に突入する。ここまで長かったなあ。

今回は誰もが待ち望んだトラフィックスのラストエピソードだった。ぼくの感想は、面白かった、です。最近はもう面白かったしか思わなくなりました。批判とか皮肉ではない。

おまけ

これだよこれ、いつだっけ?


ん?
ということで、なんと、2013年の月刊ニュータイプ5月号、連載再開時に星団列強パワーバランス表(ミラージュ騎士団編成表/3159年)として公開されていました!

従帝大宮
アイシャ・アマテラス帝

搭乗GTMとファティマも載ってます。そんな前からネタを仕込んでいたとは。なお、同じものがデザインズ4にもありました、はい。

従帝大宮という言葉だけ覚えていた自分偉い!

さすがにそんな昔のことすぐでて来ないよ~



*1:ここで書く暦はファイブスター物語の星団暦である。西暦ではないので注意されたい。

*2:月刊ニュータイプ2024年11月号

*3:永野護が連載やデザインズで発表する文章は、今後の展開についての予告が多いのだが、それが何を意味するのかは連載で描かれるまで分からない。