読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

もえぎのhtnb

萌えぎのエレンのメインブログです

面白いトークのための歌手活動?

 前回のブログ(さよならスマイレージ - もえぎのhtnb、12月18日)で、ハロプロに対する熱意が下がっていると書いたが、2014年現在でも、ぼくのツイートの9割はハロプロのことだから、嫌いになったわけでもないし飽きたわけでもない。昔の自分の熱意が高すぎただけだ。

 それは2000年の夏だっただろうか。まずぼくは、なっち(安倍なつみ)を好きになった。きっかけは、ナインティナインのオールナイトニッポンが終わった頃(木曜深夜3時)に放送していたFMの深夜番組だった。自分のことをなっちと呼ぶ、道産子なまりのおしゃべりに、ぼくは好意を抱いた。ぼくのなかでの基準のひとつに、トークを面白いと感じるかどうかがある。見た目が美人でもトークがつまらないとき、ぼくはそのタレントや歌手を好きにならない。
 デビュー時からテレビの歌番組は見ていたし、モーニング娘。の存在も知っていた。だけど、その時点では好きにならなかった。そして、ラジオを毎週聴くようになり、なっちを好きになったけれど、モーニング娘。を応援するつもりはなかった。ぼくが彼女たちに興味を抱いたきっかけは、なっちではなく辻加護だった。この2人の面白さは強烈だった。加護亜依の人気は高かったが、ぼくは辻希美のほうが好きだった。辻は何度かなっちのラジオに登場していたから、それが理由だったのかもしれないけれど、予測不可能な辻の言動には、天才的な何かが備わっているかのような面白さがあった。やがてぼくはモーニング娘。の全メンバーのキャラクターを把握。楽曲も好きになり、つんくリスペクトにまで到達した。
 なっち卒業後、ぼくは光井愛佳を中心にモーニング娘。を見ていた。もちろん、彼女のおしゃべりも好きだった。滋賀県生まれの彼女は関西弁で、それも心地よかった。色々あって光井が卒業し、2014年現在、ぼくは佐藤優樹から目が離せなくなった。
 佐藤優樹の言動は圧倒的に面白い。その面白さは、かつての辻レベルだし、予測不可能なところも、そっくりだ。

 アップフロントは、他社では(「アイドル」として)絶対に選ばないような人物をハロプロメンバーとして採用することがある。ハロプロだから好きになるというのは、これまでの実績があるからだ。ハロプロメンバーは例外なく面白い。人選に対する信頼がある。それは、人選に関わるプロデューサーつんくへの信頼であり、アップフロントという芸能事務所への信頼だ。
 ここで、面白いと書いた。ぼくにとって好きになる基準は、美少女だから、ではない。美少女が嫌いではないので例外もあるが、優先順位は低い。基本的には、その子のキャラクターが面白いから好きになる。
 その、面白さとは、笑えるギャグが言える、ということではない。メンバー同士で会話をしていて、ある問いの答えが、本人はそのつもりがなくても、そこにいる全員が笑ってしまう。笑えるエピソードでなくても、この人はこういう考えだからそのように行動するのだということ。それらのエピソードの積み重ねで出来上がる人物像が、ぼくにとって親しみやすいときに、ぼくにとっての、面白い、という高い評価となる。
 トークや行動が面白く、好ましいこと。これが条件だ。しかし、そうであるならば、ハロプロにこだわらなくてもいいのではないか。さらに言えば、歌手でなくても構わないのでは、ないだろうか。
 ナインティナイン爆笑問題のラジオを聴く。だけど、彼らが出演しているテレビは、ほとんど見ない。テレビはあくまでも「仕事」であり、ラジオは本音を話せる場所だから、ラジオのほうが彼らのリアルに近いから親しみを感じる。これから書くことは、そのような態度に似ているかもしれない。
 ぼくはハロプロメンバーを見た目重視で見ていない。だから、写真集が欲しいとは思わない。ぼくがハロプロメンバーに求めるものは、優れた歌唱パフォーマンスと面白いトーク、この2つだ。両方、なくてはならないものであり、どちらかが欠けてもいけない。それはなぜか。ここでは、面白いキャラクターが成立するためには彼女たちが表現者としてプロフェッショナルでなければならないという、ぼくの定義を前提に、考えてみたい。
 歌手、ハロプロメンバーとして仕事をする彼女たち。彼女たちのトークを聞くことができるのは、彼女たちに話をする場所が与えられているからだ。彼女たちの本業はトークではない。芸能人でありハロプロの歌手だから、テレビやラジオやインターネットに、彼女たちのおしゃべりの場が与えられているに過ぎない。そして、彼女たちは芸人ではないので、話が面白くなければならないという制約がないので、予想外の面白さが生まれることがある。もちろん、彼女たち自身が、こう話したほうが「面白い」だろうと計算をしているかもしれないし、その努力をぼくは否定しない。しかし、話芸のプロではないので、その受け狙いの「面白さ」は、たかが知れている。元々あるエピソードに「盛って」話をすることも、あるだろう。しかし、その元々のエピソードが退屈であれば「盛った」としても大したことはない。
 その人物のおしゃべりが面白い=好ましい人物であるということは、その人物の感性に寄るところが大きい。生まれてから今まで、親や友達とどのような体験をして、何を見てきたのか。何を見て、どう感じるのか。ハロプロのメンバーが例外なく面白いのは、採用の段階で、その人物の感性の豊かさを見抜いているからだと、ぼくは信じている。そうでなければ、これほどまで面白い人物に揃うことなど、ないはずなのだ。
 芸能人でも歌手でもなく、ただ話が面白いだけの素人がウェブのどこかで配信しているかもしれない。しかし、このインターネットのどこに居るのか分からない、そのような人物を探すのは面倒(はっきり言って不可能)だし、ツイッターなどで日々多くの情報を得ていても、そのような人物の噂をぼくは一度もきいたことがない。だけど、ハロプロに注目してさえいれば、高い確率で面白い人物を探し当てることが可能なのだ。
 ぼくが面白いと思うハロプロメンバー、誰でもいいが、その彼女が、仮にハロプロに入らず、一般人としてニコニコ生放送などで面白いトークをしていたとしても、ぼくは見つけることはできないし、そもそも、芸能の仕事をしていなければ、わざわざウェブで自分のおしゃべりをしていない可能性が高いだろう。ハロプロメンバーの本業は歌であって、面白いおしゃべりではない。本業があってこそのトークやエピソード披露であり、それらはオプションだ。オプションは本業あってこそ成立するのだ。だから、ぼくにとっては、ぼくが面白いトークを楽しむために、便宜上、歌手という本業があるということになっている。
 もちろん、彼女たちハロプロメンバーは、面白いトークのために歌手活動を行っているわけでは、ない。彼女たちは、より高い目標のために、自発的に歌手活動をやっている。歌手が本業ならば、本気でやっているはずだ。だから、彼女たちの歌唱パフォーマンスが魅力的なのだ。そして、本気で、真剣に頑張っているからこそ、そのキャラクターには、物語としての深みが増して、結果的に、リアリティを伴ったものとなっているはずなのだ。

お知らせ

 冬コミC87にサークル参加します。

12/28(日)
はなごよみ
西に-19b
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/11600368

 今回は、押井さんid:osito(はなごよみ主宰)の新刊「プリパラおじさん日記」が出ます。アイドルファンも必読の一冊です。


「正かな6」発売中&新刊「プリパラおじさん日記」制作中 - 「はなごよみ」公式ブログ

 ぼくの新刊も出します。このブログエントリー内容を元に再構成した文章も掲載。よろしくです(●´ー`)


さよならスマイレージ - 萌えぎのエレン同人誌info