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宮本佳林

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 最近、モーニング娘。に選ばれるハロプロ研修生が増えてきたように感じる。これまで通り、一般公募オーディションは行われていて、今年2014年に選ばれた最新のメンバーである12期4名のうち2名が一般人で、残り2名が研修生出身者。新規メンバーの数名が研修生出身(前身のハロプロエッグを含む)となっているのは、8期の中国人留学生からで、2007年以降。なお、道重さゆみの後を継いでリーダーに就任した譜久村聖(9期)もハロプロエッグ出身だ。詳しくはウィキペディアなどを参照してもらいたい。
 最近のモーニング娘。オーディションは、以前のように、その選考過程の詳細が公開されない。テレビなどで公開されるオーディション時の映像は採用された者のみで、落選者(最終選考まで残った者など)の氏名や顔は、例えばその顔にモザイク処理がなされるなど、非公開となっている。噂によると、モーニング娘。オーディション落選者を狙ってスカウトする芸能プロダクションが存在していて、それを抑止するための策だというが、真相は知らない。
 一方、ハロプロを運営するアップフロントは、モーニング娘。や他のハロプロ関連のオーディション参加者のなかから有望とされる数名に声をかけ、ハロプロ研修生としてレッスンを受けさせることがある。そのことは、後にハロプロメンバーとしてデビューする際に、エピソードとして語られることがある。
 ハロプロ研修生は、かつてハロプロエッグと呼ばれていた。国内でも有数の女性タレント養成機関である。彼女たちは歌やダンスのレッスンを受け、ハロプロのコンサートなどでバックダンサーを務めることもある。同時に、単独での定期公演を行っており、彼女たちは、いわゆるグループアイドルでもある。
 佐々木莉佳子が加入するまで、ハロプロ研修生は、ぼくにとって興味の対象ではなかった。スマイレージのメンバーや、譜久村聖工藤遥など、研修生からハロプロの正規メンバーに入ってからでないと、その人物像やキャラクターを知ることが(現場に行かないぼくにとっては)難しい。正規メンバーであれば、テレビやラジオそしてウェブ動画などで話をする機会が増えるので、ぼくのような現場に行かない人間でも、好きになるきっかけが生まれる。最近になって研修生をウェブ動画で見ることが多くなってきた(ウェブ番組などへの出演が増えた)ので、これまでよりは分かりやすくなっている。
 ぼくにとって、ハロプロ研修生とは、大きな謎のひとつだ。多くの優秀な正規メンバーを生み出していることから、現在のハロプロにとって重要であることに間違いない。にも関わらず、その全貌は見えてこない。CDなどのパッケージソフトのリリースがなく(コンサート会場限定発売のものはいくつかある)、基本的に、現場へ足を運ばなければ、その実態は掴めない。ぼくのような、現場に行かない者にとっては、ベールの向こう側のような存在だった。
 心理的な抵抗感もあった。後にBerryz工房℃-ute(キュート)となる、オーディションで選ばれたハロプロメンバーハロプロキッズは、当時、全員が小学生だった。ハロプロキッズメンバーがそれぞれ正規グループとしてデビューした後で発足したハロプロエッグに対するファンの盛り上がりも、キッズのときと同様に、彼女たちが小学生だった頃から始まっていた。ぼくのなかで漠然とした区切りがあって、14歳未満の少女に対してアイドル視することに対する抵抗感があった。自分はロリコンではないと言い切れる自信はないけれど、ハロプロの小学生メンバーに対する、もっと言えば、小学生相手に騒いでいるファンを想像することが、嫌だった。ハロプロはプロフェッショナル集団であり、小学生であってもレッスンを受ける彼女たちは「おままごと」をやっているわけではない。だから、小学生であってもプロ意識を持ってやっており、そうなると自然と、その発言も大人のそれと変わらなくなる。「大人びた素振り」ではない。やっていることや、その意識は大人と何ら変わらないのだ。今にして思うと、子供のくせに大人のような発言をしていることが許せなかったのかもしれない。ぼくのなかに差別意識があったのかもしれなかった。そういうことであれば、小学生である彼女たちを応援するファンの態度にも、見習うところがあったのかも、しれなかった。付け加えておくと、当時小学生だったハロプロキッズに思い入れはなかったが、最年少の萩原舞(小学一年生)だけは、可愛いと思った。
 ハロプロ研修生はレッスン生でもあり、その性格上、加入や脱退が外部にアナウンスされないことも多く、ファンの間で有望視されていた人物が、いつの間にか消えていることも珍しくなかった。ぼくがそれを知っているのは、ハロプロ研修生の話題がツイッターのタイムラインに溢れているからだ。
 とにかく、コアなハロプロファンによって、研修生は熱く語られる。そのなかでも、宮本佳林の人気が高いと感じていた。タイムラインに書かれている彼女のエピソードの多さや熱さ。研修生のなかでもエース的なポジションに居て、松浦亜弥と同等かそれ以上のアイドルイズムの持ち主で、意識が高い、アイドルサイボーグである。ステージの上で死んでもいいと思ってるくらい仕事に対する本気度が高い。とにかくダンスがすごい、ダンスを頑張りすぎて骨折した、など、嘘か本当か知らないけれど、とにかくすごいらしい。ちなみに、ファンからは「佳林ちゃんさん」略して「ちゃんさん」などと呼ばれているらしい。ぼくは、「ちゃん」に「さん」が付くのは、尊敬の現れなのだろうと自己分析した。
 ぼくは、研修生時代の宮本佳林について、まったく知らない。けれど、そのような評判を含めて、ちょっと嫌だと感じていた。Berryz工房菅谷梨沙子をテレビで初めて見たときと同じなのだが、その顔つきから、いかにも正統派アイドルであり、多くの男たちが狂わされる、生気を吸い取られる、決して近寄ってはならない、危険な存在だと、感じていた。もちろんこれらは、ぼくの想像であり、宮本佳林本人とは関係ない、事実とは異なる、フィクションだ。ぼくは、理由もなく「何か」を警戒していた。
 2010年には、宮本佳林のソロ仕事が、ぼくのタイムラインで話題となっていた。静岡のテレビ局の番組「ピンクス」のナレーションを担当し、彼女も参加した静岡でのイベントが盛り上がっていたらしい。それをぼくは、参加したファンのツイート越しに、遠くから眺めていた。
 2013年、ハロプロ研修生数名とアップフロントの新人であった宮崎由加によるグループ、Juice=Juice(ジュースジュース)が結成。宮本佳林はセンターポジションだ。当初は研修生内ユニットであったが、気がついたらハロプロの正規グループになっていた。この頃にはすでにハロプロのウェブ番組が充実していて、彼女たちの活躍やトークを楽しむことができた。ぼくの印象は、キャラクターとしては他のメンバーのほうが目立っていて面白いというもので、宮本佳林は、どちらかと言えば、おしゃべりは控えめな感じだったので、ぼくのなかでキャラクターが引き立っては、いなかった。
 そんなある日、詳しくは忘れてしまったが2013年の8月だったのではないだろうか。綾波レイそっくりのショートカットの宮本佳林の写真を見たとき、それまでのすべてが逆転した。

 かわいい!
 顔が好みだ!

 ぼくが綾波レイの大ファンだからってこともあるのだろうけれど、これは、ぼくにとって極めて珍しい、異常現象だ。これまで繰り返して書いてきたように、ぼくは顔でハロプロメンバーを選ばない。デビュー当時人気ナンバーワンだった安倍なつみのことだって、ラジオがきっかけでファンになったのだから。
 その後ぼくは「佳林のことを好きにならないようにしている」などと意味の分からないツイートを続けていた。そして、2014年の7月、夢に彼女が出てきた。内容は忘れてしまったが、その時点で、ぼくは降参した。要するに、本当に好きになってしまったことを自覚したのだ。
 宮本佳林が好きだと白状して、気づいたことがあった。昔のモーニング娘。の映像がテレビで流れることがあるのだが、その頃の高校生くらいの年齢だったなっちが、宮本佳林に似ているのだ。髪型が同じ(綾波レイのような)ショートカットだからかもしれない。だけど、内面的な何かが似通っているのではないかと、ぼくは直感した。例えば、こうと決めたらまっしぐらで他のことが見えなくなってしまうような、そういう性格が似ているのではないかと、何となく思った。


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 冬コミC87にサークル参加します。

12/28(日)
はなごよみ
西に-19b
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/11600368

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