もえぎのhtnb

萌えぎのエレン(同人誌サークル「秘密結社まづいたれ」主宰)のメインブログです

つんく効果

つんく効果」という言葉があって、ギョッとした覚えがある。つんくプロデュースであれば、一見つまらなくとも最後にはつんく効果による霊験あらたかな力が発揮されて楽曲が面白くまとまるだろうという意味らしい。
このBerryz工房についての批判の代表的な文章は、彼女たちの音楽活動が始まって日ならずして、僕に届いた手紙の内容に尽きる。つまり、「つんく作品を期待して見ていたのに、Berryz工房はなんだ! CDを若い連中の教育に利用している!それは作品作りではない。音楽に対しての冒涜だ!あなたは創作者の立場を放棄したのか!」
が、Berryz工房がデビューして思うことは、時には、楽曲制作を若い人の教育機関として利用させていただいても良いのではないか?という感触であり、それは、今でも変わっていない考えである。この僕の思い切りが、Berryz工房の不幸と、ハッピーさを生んだ。そのハッピーさの部分に、Berryz工房故に手に入れることができた成果がある。しかし、その成果が、僕に関係のない部分での成果であると言うことが口惜しい。
ハロー!プロジェクトは、いまや芸能であり、かつ、かってのように学芸レベルのものであるという両極を備えたジャンルとして成長してしまっている。今後は、この広いテリトリーの中で業務をこなしていかなければならない時代に突入している。かって、小室が、TVというメディアに出会ったと同じ変革の時代に入っているのだ。 表面の見え方は違うが、変革としては、同質の問題を含んでいる時代なのである。その時代を迎えた現在、アップフロントでさえも、そこは、大人としての偉い人々の固りになってしまっている。そんな大人たちだけの発想で、若い人たちに見て貰えるような作品は作ってはいけない。
革新的な作品を作る事ができるスタッフというのは、所詮は、三十代までである。それは、かってのアップフロントでも、そうであったし、そうして来たのだ。が、大人は、自分の主権を奪われることが怖いために、若い人の参加を危険視する。若いスタッフに任せて、もっと巨大な成功を手に入れれば、そのピンハネだけでメシが食えるとは思わないのだ。それでは恥かしいし、現場としてはヤバイから……と。しかし、浜崎あゆみを使ってみせるプロダクションの大人たちを笑う人はいないだろう。それが、まず、芸能の世界の生き方である。 そして、もう一方の学芸レベルということでは、確実に生き残る作品を創作するという堅実さである。モーニング娘。のように……だ。
平成世代は、僕のような“おじさん”にとっては、異星人である。僕は、Berryz工房の詞も曲も大嫌いだ! が、その平成生まれの少女たちの存在を手に入れていかなければ、
 U F A は ヤ バ イ ヨ ! 
ということになる。

10年前の文章をそのままドロップ。ぼくの心境は驚くほど変わっていない。

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