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萌えぎのエレンのメインブログです

『さよならスマイレージ』アウトテイク



 以下の文章は、2014年の冬コミで頒布した同人誌『さよならスマイレージ』に掲載しなかった、アウトテイクです。

この本の内容は、ぼくが勝手にやるハロショイベント「ハロプロを語ろう!」のようなものです。ライバルは大森靖子を想定しています。

ベリーズ活動休止に思うこと
フクムラダッシュ
スマイレージはいつもこうだ

ハロプロメンバーにとって、撮影されることは、歌やダンスの次に重要な仕事だと考えられる。動画、写真など、宣伝用として使用されるもののほか、ハロプロショップにて販売される写真もある。

ハロプロだから好きだ。最初の入り口はそこだ。そもそもぼくは「アイドル」が好きなわけではない。ハロプロメンバーは歌手であることが前提であって、他に例えようがないから「アイドルグループのような」活動を行っているように見えるだけのことだ。

ぼく以外にはどうでもいいことなのだが、これまでぼくは、誰かがなっちに似ていると思ったことはあっても、なっちを見て他の誰かに似ていると感じたことは、一度もなかった。

ぼくはモーニング娘。を中心にハロプロを応援していくというスタンスであり、たまたま例外的に佐々木莉佳子宮本佳林のことが気になる、ということです。娘。はすべてにおいて別格で、莉佳子はすべてにおいて特別で、佳林は目が離せない。そんな感じ。

ハロプロは、他社では絶対に採用しないような、変な人物を採用することがある。
ハロプロのグループは他社のアイドルグループよりも歌やダンスが上手い。しかし例外もある。他社だったら絶対にデビュー出来ないと思われる個性の持ち主を採用することがある。辻加護紺野あさ美、そして、道重さゆみがそうだった。
道重さゆみは、歌が下手。にも関わらず、モーニング娘。の6期メンバーに選ばれた。
2014年、道重さゆみの卒業が発表された。
正直、高橋愛がリーダーだった頃のモーニング娘。は、それほど思い入れがない。それでも、光井愛佳がいたから、見ていた。その頃のぼくの推しメンは、光井愛佳だった。

しかし、道重がリーダーとなってからのモーニング娘。には、それまでとは違う何かがあった。それは何なのか。

一応これでもぼくは現在のモーニング娘。も好きだし、グループがすでになっち卒業から何度もモデルチェンジしていて、いまさらなっちがモーニング娘。のどうこうって言うつもりはない。

いきなり『光へ』が出来たわけではない
テレビに出ていないと「あの人は今?」になる
歌が上手くなったわけではない
では何が上手くなったのか?
それは「音作り」だ
生演奏のコンサートで得たものだ
つんくプロデュースから離れて
ドリームモーニング娘。
遠回りしたのかもしれない

世間だとクラシック歌手のほうが格上みたいに思われているかもしれないけど、今回のアルバムだって歌手安倍なつみの表現の幅が広がった程度にしか感じてない(それは良いことだ)。この流れに乗って、来年にはポップソングの最強ナンバーをリリースする。すべては、そこから始まる。ぼくが聴きたいなっちの次の新譜は、エレクトリックポップ(小泉今日子がハウスやってた頃のような)、または、ちょっと昔のビョークみたいなの、かな。今回のなっちのアルバムは、教授がラストエンペラーのサントラ出して久石譲がやっと教授のこと認めた(クラシックじゃないと認めない的な)、あたり。

「娘。の頃はただかわいいだけで歌のほうは」のような投稿があって、まあ、なっち実は歌唱力があるって感じじゃなかったなあ(明日香や圭ちゃんのような歌唱メンと比べてもね)と再確認。なっちが優れているのは表現力だ。

ぼくは熱心ななっちファンじゃない。ぼくはファンクラブに入っていない。この話を書くと、金を落とすことがファンの絶対条件なのかと
ぼくは自宅でDVDを見ている。それだけのことだ。ぼくがこの話をすると、現場に行かなければファンではないのか、そんなことはないだろうと、アイドルファンではない友人から反論される。

もし趣味がなかったら

ハロプロでつながるツイッター
アニメや鉄道やコンピューター関連まで

リアリティ

ハロプロメンバーの歌唱パフォーマンスと面白いトークが両立していなければならない仮説その2。リアリティ。リアルなキャラクター造形に役立つ。
ぼくは「アイドル」が好きなわけではないので、彼女たちの歌唱パフォーマンスを見ていて、どうして「アイドル」のような飾りを付けているのだろうと思うことが、正直ある。それでも、ぼくは、嫌々見ているつもりはない。わざわざ書かなくてもいいことかもしれないけれど、ぼくは彼女たちの歌唱パフォーマンスを楽しんで見ている。だから、(興味のない他社の「アイドル」を見て感じる)「こんなくだらないこと辞めればいいのに」などと思って見たことはないし、ぼくのような人間でも、その程度に、ハロプロには思いいれがある。
ハロプロは他社の「アイドル」とは異なる、高い目標意識を持ってレッスンやコンサートを行っているということは、以前にも書いた。しかし、彼女たちが、これまでアイドルと呼ばれた多くの芸能人が体験してきた、多くの悩みや寂しさ、苦労を味わっている。そのような体験談やエピソードは、深みがある。苦しめと言っているわけではない。仕事なら本気でやったほうが良いに決まってるからだ。
本気でやってもらわないとかっこ悪い。というよりも、キャラクターとしてのリアリティが削がれる。本気の仕事だからこそ生まれる面白エピソードがあるはずなのだ。

ハロプロとアニメとキャラクター

だけどぼくは、音楽について書くつもりは一切ない。ハロプロのサウンドを聞き続けているせいで、他の「アイドルソング」を聞いても、何も思わない。BiSは多少面白いサウンドだと感じたけど、それだけだった。歳のせいなのか、それとも単に面倒なのか、多分ぼくはもう新しい音楽を探すことはしない。そして、最近のアニメについても知ろうとしなくなってしまったぼくは、女性アイドルの活躍を描く、いわゆるアイドルアニメを一切見ない。最初の頃はそのような作品を見ていたけれど、退屈なだけだった。
ハロプロメンバーの魅力とはキャラクターであると主張するぼくが、なぜアイドルアニメを見ないのか。それは、ハロプロではないからだ。ハロプロメンバーの面白さは人間ならではであって、余程の演出家でなければ、アニメキャラの粋を出ないだろう。佐藤優樹工藤遥の漫才のようなやりとりをアニメ化したところで、それはアニメでしかない。面白いアニメ作品を実写化して退屈になるように、ハロプロメンバーをアニメ化しても元の面白さには、ならないのだ。ミニモニ。のアニメも、それなりに面白かったけれど、本物の辻加護の大暴れほどでは、なかった。
それでも例外はあって、例えば実写版パトレイバーは、ある程度アニメの雰囲気を残している。だから、もしかしたら、ぼく好みのアイドルアニメも、すでに発表されているかもしれない。
あまちゃんに可能性があった。

壁にぶち当たりやすそうな子を好む傾向

それまでにも一応ウェブ番組などを見ていたので、宮本佳林がどういう性格なのかは、だいたい知っているつもりだった。元々の素質があって、頑張り屋さんであり、見ていて心配になる。そのようなことをツイートしていたとき、知り合いから、このような指摘を受けた。
「壁にぶち当たりやすそうな子を好む傾向」
言われるまで気づかなかったけれど、なるほど、思い当たることがある。ぼくにはどうやらそのような傾向があるらしいのだ。スマイレージだった福田花音がそうだし、なっちもそうだろう。しかし、もしこれを他人に説明しろと言われたら、できるだろうか。いや、頼まれなくても言語化したい。そんなことを考えていた。
しばらく考えていたけれど、上手く書くことはできなかった。なので、簡単な説明文を書いてみることにする。以下は「壁にぶち当たりやすそうな子」という文の説明だ。
元々が良いセンスの持ち主である(勘が良い)ことが前提で、歌やダンスに一定水準以上のスキルがあり、向上心が高く、努力家で、こうだと決めたら他のことが見えなくなる傾向がみられる。
歌やダンスの表現力、その伸び悩み。ここをこうすれば、もっと良くなるはずなのに、本人がそれに気づかず、ぶつかる。それが「壁」だ。
壁にぶち当たらないのは、うまく「こなせる」ということだ。それは、良くも悪くも「要領」が良いということになる。ところが、こうだと決めたら他が見えなくなる彼女たちは、それができない。不器用なのだ。それで「ぶち当たりやすい」というのは、困難に全力で立ち向かい、そこに全力で体当たりしてしまうのだ。避けるということを知らない。要するに、賢くないのだ。
まるで、彼女たちを馬鹿だと言っているようにみえるが、これは、女性アイドル界のトップクラスのハロプロの最上位で起こっている話なので、決して彼女たちが劣っているわけでは、ない。

メモ(娘。12期スマ3期)

モーニング娘。12期メンバー

まきのまりあ
牧野真莉愛
2001年2月2日
はがあかね
羽賀朱音
2002年3月17日
おがたはるな
尾形春水
1999年2月15日
のなかみき
野中美希
1999年10月7日

スマイレージ3期メンバー

むろたみずき
室田瑞希
1998年6月12日
ささきりかこ
佐々木莉佳子
2001年5月28日
あいかわまほ
相川茉穂
1999年3月26日

スマイレージ増員そして改名

2014年9月24日21時にアップロードされたYouTube「ハロ!ステ」にて、スマイレージについてのお知らせが発表された。
1.ハロプロ研修生からスマイレージ3期メンバー加入
2.グループ名を変更(公募)

本誌に登場したハロプロメンバー(抜粋)

名前 愛称 誕生日 メモ
道重さゆみ
(みちしげさゆみ)
さゆ
さゆみん
1989年7月13日 山口県宇部市出身。2002年、モーニング娘。6期オーディションに合格。まったく歌えない彼女のことをプロデューサーつんくは「この子自体が作品やな」と評価。自分のことを可愛いと公言。オーディション時には自分を見るためにiPadほどの大きさの鏡をいつも持ち歩いていた。2007年から明石家さんまのラジオ「MBSヤングタウン」のレギュラーとなり、トークを徹底的に鍛えられる。2012年、モーニング娘。の8代目リーダーに就任。同時にハロプロリーダーとなる。リーダーとなってからは自分が可愛い発言を控え、後輩が可愛いと連発し、コンサート中に鞘師里保にキスをするなど、ファンにとってはは嬉しい(?)問題行動を起こす。2014年に同グループとハロプロを卒業。グループ在籍日数は4329日で、現時点での最長記録となっている。卒業後のタレント活動の無期限休養を宣言したが、現在でもアップフロント所属。
譜久村聖
(ふくむらみずき)
ふくちゃん 1996年10月30日 2008年、ハロプロエッグ加入。若いが退廃的な色気があり、一部ファンから「団地妻」と呼ばれる。2011年、モーニング娘。第9期となる。激しく情熱的なダンスが特徴で、汗っかきでもある。祖父の家の庭に本物の電車が飾ってあることを発言してから、ファンから裕福な家の育ちだと思われるようになる。エレベーターのボタンが好きなのだが、メンバーには一向に受け入れてもらえない。道重卒業後、モーニング娘。のリーダーとなる。左利き。ハロプロ加入以前から熱狂的なハロプロファンであり、あまりにも好きなBerryz工房嗣永桃子に近づくなとの事務所指示を受けたことがあるとの噂。

thanks

お知らせ(1月3日)

 冬コミで初頒布した『さよならスマイレージ』の通販を、はなごよみウェブサイトにて開始しました。よろしくです(●´ー`)

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