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もえぎのhtnb

萌えぎのエレンのメインブログです

モニ・セイクレッドとは #hps_jp #fss_jp

https://pbs.twimg.com/media/CeZlVkIUIAIDXPS.jpg


 ぼくが毎日作成しているハロプロまとめには、モニ・セイクレッドという名前が付いている。

 これは永野護が描く漫画、ファイブスター物語モナーク・セイクレッドから引用したものだ。そのことについて、いつか書こうと思っていたことなので、簡単に説明しておく。
 ファイブスター物語に登場するモナーク・セイクレッドとは、全人類を記録するシステムだ。これまでの全ての人類の記録、生まれてから死ぬまでを光(コンピューター内のデジタルデータのようなものと考えられる)として保存し続けている。人間の記憶を次の世代に受け継ぐ目的らしいが詳細は不明。モナーク・セイクレッドの存在はそもそも広く知られておらず、ごく一部の人間だけが、そのようなものがあるらしいことを知っている。
 そして、ジョーカー太陽星団に住む、人間を含む全ての生物の生体コードには「モナーク・セイクレッドののぞみ」と記されているのだと言う。
 ファイブスター物語の世界では、モナーク・セイクレッドは「この世の全てを手中に収めた者が求めるであろう聖典」と呼ばれている。主人公、天照帝が自身のミラージュ騎士団のロボットにモナーク・セイクレッドの紋章を付けたことを知った、出雲アストロシティの天才、Dr.ダイアモンドは、「あのマークをご存知とはね」と感嘆した。踏み込んではいけない、神聖、不可侵の領域だという意味でもある。これまで、登場人物によってその名前だけが語られ、誰も見たことがない畏怖すべき未知の存在だったが、2013年の漫画連載再開以降、炎の女皇帝ナインがモナーク・セイクレッドを訪問するエピソードが描かれた(ファイブスター物語13巻に収録)。ナインが訪れたとき、モナーク・セイクレッドの記録作業を行っていたファティマ、光のタイ・フォンがナインにモナーク・セイクレッドについての説明を行う。ここが時間が停止した場所であること。星団最強の兵器バスターランチャーでも破壊出来ないこと。タイ・フォンの役目が「モナークへの到達」「そしてそのデータの吸収」であることをナインは告げられる。しかしその直後にタイ・フォンはナインのファティマとなること(ナインに仕えるという意味だ)、そしてモナーク・セイクレッドから離れることを決断する。この時点でタイ・フォンはモナーク・セイクレッドの調査を終了していた。ここまで書いてみても、全く意味不明だろう。なにせ、モナーク・セイクレッドについて、これ以上の説明が、なされていないからだ。ファイブスター物語のデザイン画集「デザインズ5リッターピクト」に書かれた情報によると、ミラージュ騎士のログナーとは元々はモナーク・セイクレッドがこの世界に送り込んだ「戦士」なのだという。しかし、モナーク・セイクレッドが何者かによって支配されている組織のようなものなのか、言い換えれば、モナーク・セイクレッドそのものが何らかの意思を持つ存在なのかについて、作者の永野護は明白に語っていない。手がかりは、この漫画の年表の冒頭、モナーク紀の項目に「モナーク・セイクレッドの時代。モナークという言葉だけが伝えられる」と書かれていることだろう。漫画の舞台となるジョーカー太陽星団に戦闘ロボットが誕生するより遥か以前、何千年、いや、何万年もの昔から、モナーク・セイクレッドは存在していたと伝えられている。
 この漫画については、実際に読んでも分からないことが多過ぎるので、これ以上の解説は行わない。

 ぼくが名付けた「モニ・セイクレッド」とは、このモナーク・セイクレッドから引用した。「モニ」とはモーニング娘。のことだ。過去にはプッチモニやミニモニなど、○○モニと名づけられたグループが存在していた。そして、ぼくは古いハロプロファンなので、モーニング娘。の名前がハロプロを代表し、ハロプロそのものを指す言葉でもあったことを覚えている。なぜ、わざわざこのようなことを書くのかと言うと、2015年からハロプロの筆頭グループは℃-uteとなっているからだ。
 とにかく、単なる洒落でそう名付けた。なお、まとめ専用のツイッターアカウント(https://twitter.com/optical723)は、ファティマ、光のタイ・フォン(Optical TY-PHON)からの引用となっている。このアカウントでハロプロまとめを再開する前に、安倍なつみニュース配信アカウントとして使っていたことがあり、723とは安倍のことを指す。彼女が「光へ」というアルバムをリリースした時期だったので、すなわちoptical723だったのだ。
 「モニ・セイクレッド」とは、モナーク・セイクレッドと同様、記録システムだ。ハロプロの全てが記録されたデータベースを指す。これまでのハロプロについての全ての歴史は、すでに電子データ化されている。それらは編集されていないだけで、記述だけは今でも続けられてている。それらの記述の総体が、数百年後に「モニ・セイクレッド」と呼ばれる。
 もちろん、そんなものは存在しない。誰も「モニ・セイクレッド」の入口、ホームページを見たことがない。
 ぼくは、モニ・セイクレッドの名でハロプロまとめを作成している。それは、この世界のどこかに「モニ・セイクレッド」が存在していると仮定しているからだ。

 「モニ・セイクレッド」とは、どこにあるのか?

 「モニ・セイクレッド」は、例えば、ハロプロの全てのCDやDVDや写真集を集めても完成しない。あるハロプロメンバーがいつどこでいかなる発言をして、後にその発言が、どの出来事と繋がっているのか。そのような細かい情報の集合体が「モニ・セイクレッド」だ。
 「モニ・セイクレッド」には、ハロプロの全てが記録されている。グーグルのサーバーのようなものを想像できるのだが、実体として存在しているかは不明だ。モニ・セイクレッドとはハロヲタの集合体でもあるのだが、それ自体に意思があるのかも不明である。具体的に説明すると、別冊宝島モーニング娘。バイブルの2冊が、書物「モニ・セイクレッド」として具体的に示された形態だ。
 CDやDVDなどの、公式の記録だけではハロプロを語れない。それらはハロプロの基礎となっている。しかし、それらは同時に殻のようなものでもある。公式に記録されていない、膨大な記録がある。
 結論から書くと、ファンがウェブに書き残している無数の言葉、参加したコンサートやイベントでの目撃情報、そして体験談などのような、人々の思いや願いまで、それら全てが「モニ・セイクレッド」に記録され続けている。
 テキストサイトの時代。テキサイという言葉だけが伝えられる。
 ヲタ芸
 いわゆるヲタ用語。
 様々な名で語られてきた、歴史。

 ところで、ぼくがハロプロファンになったきっかけは安倍なつみだった。あの頃、モーニング娘。は毎日のようにテレビに出ていたし、だから当然のように彼女の名前は知っていた。当時のぼくは深夜の仕事で、運転しながらラジオを聞くことが多かった。だから、彼女のラジオ番組、スーパーモーニングライダーを聴いていたことが、ぼくにとっての入口だったはず。そして、その年の夏に見た24時間テレビの手話LOVEマシーンが決め手となったのかもしれない。
 当時、ウェブでハロプロについて探してみると、様々な言葉があった。モーニング娘。についてハロプロについて、多くの識者(ここでは当時のモーニング娘。ファン、通称モーヲタのことを指す)によって膨大に語られていた。その集合体をぼくは後に「モニ・セイクレッド」と名付けた。それはハロプロの全てを記録するシステムだから、「モニ・セイクレッド」には、例えばモーヲタテキサイの全てが記録されている。しかし現在ではテキサイという言葉のみが伝えられている。「モニ・セイクレッド」の閲覧者はいまだにいない。時間が停止した「モニ・セイクレッド」には、すでにハロプロの誕生から終焉までの全てが記録されている。いわゆるトップヲタが手中に収めたいと願うもの、それが「モニ・セイクレッド」だ。
 全てのハロヲタは、そうとは知らずに「モニ・セイクレッド」と契約している。いち推しを誰か一人に決める、安倍なつみ飯田圭織かを選択することを自らに課したぼくは、なっち、安倍なつみを選び、ぼくはそのとき、「モニ・セイクレッド」との契約を意識した。モーヲタになることを自覚すると言うことは、その見えない何かを意識しなければならない。元々はエヴァンゲリオンアキハバラ電脳組などのアニメを好んで見ていた自分にとって、モーヲタ共同体は別世界に映ったのだ。だからぼくは、契約を意識したのだ。そしてぼくは、その共同体を「モニ・セイクレッド」と命名した。

 ハロプロについての膨大な記述はインターネットに残されている。それら全てをまとめれば、「モニ・セイクレッド」は完成する。しかし、その記述は膨大だから、個人で完成させることは不可能だ。なぜ出来ないのか。それは、ウェブのどこにどのような記録が残されているのか、分からないからだ。だから、出来る範囲で記録しておこう。そして、「モニ・セイクレッド」を完成させるのは後世に任せよう。そのような思いもある。
 現時点で分かっていること。「不可侵のハロー!プロジェクト」を意味する「モニ・セイクレッド」とは、ファンの信頼によって成立している。実体が存在するかどうか不明なのは、そのためだ。モニ・セイクレッドとは、全てのハロプロファンが望む究極のデータベースだ。全てのハロプロファンが読むべき書物。全てのハロプロファンがデータ作成に参加している。そのような、ハロプロとファンが一体化した壮大な物語。
 おそらく、ハロプロを知らない百年後にはモニという言葉だけが残る。だから「モニ・セイクレッド」と呼ばれる。
 ぼくは、ハロプロツイッターまとめを作成している。それをモニ・セイクレッドと名づけたのは、希望を込めてそうしたということだ。

 ここまで書いてみたが、この「モニ・セイクレッド」には別の物語展開も想像出来る。かつて「モニ・セイクレッド」が正常に機能しなかった時期があった。全てのマスコミがハロプロについて報道しなくなった。アイドルの歴史からハロプロが抹消された。ハロプロが存在しないことになっていた、我々はパラレル世界に落とされた。ある研究機関の人物が、もはや使われなくなった太古のコンピューター、タイピングオペレーションシステムから「モニ・セイクレッド」の存在を確認し、リブートした。ハロプロが存在する現在の世界を取り戻した。
 そして、未来、「モニ・セイクレッド」から開放された世界をハロプロファンが選択するのかもしれない。
 それは誰にも分からない。

神々に干渉することもなく、またいかなる神々からも干渉されることのない人類の生命としての意志である。存在こそが全て。
あなたは生きている。生きていることがあなたが生まれ、存在している証なのである。
モニ・セイクレッドは主張し続ける。


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