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1stガンダムに女性ファンが少なかったと感じるのは差別意識?

 1stガンダムに女性ファンは少なかったと主張する兵頭新児氏とそれに対する反応 - Togetterまとめ

 ひとって都合のいいことだけ覚えているんだなって話だと、ぼくは読んだ。
 最初のガンダム機動戦士ガンダム』、放映は1979年だったか。ぼくの住む福島では遅れて放送だったはずですが、ぼく、正直言って見てなかったです。小学生でした。もちろん、見てた奴は見てたはずで、ザクというロボットが不気味だけどこれまでにないデザインでかっこいい程度に感じていて、ザクを知っているというのは、ガンプラのブームを先に知ったということですね。
 ガンダム放映時、ぼくはアニメファンじゃなかった。アニメファンじゃなかったからアニメ雑誌も読んでなかったけど、富野監督が女性ファンに感謝してるというようなことを言ってたのは、後付けの知識でぼくでも知ってる。だから何で、まとめにもあるような、こういう論争になったのかよく分からない。けど、例えばぼくは女性と話が出来なかったし、だから女性のガンダムファンと話をしたことがない。そういう男性は少なからずいたのかなと。
 熱心にアニメを観るようになったのは超時空要塞マクロスからです(1982年)。中学で出会った同級生で富野ガンダム小説を読んでる奴はいた。つまり、ぼくは乗り遅れたんですね。
 ガンダム放映当時のアニメ雑誌に女性ファンの投稿が多く、たいへんに熱狂していたというのは、読んでいませんけど分かります。それは、その後アニメファンになってアニメ雑誌を読むようになって、ガンダム以降のサンライズロボットアニメについても、そういう女性ファンは多かったからです。ファンロードを読んでみても分かるのですが、投稿は女性のほうが多いし、盛り上げている。ただ、ぼくは、例えばファンロードだと、あさのまさひこと長井健(ながいけん)しか覚えていないので、あれが女性雑誌だということは、友人に指摘されるまで気づかなかった。ファンロードの台湾グルメ旅行もメンバーはほとんど女性だったのにも関わらずだ。あさの大暴れ面白いもっとやれと思って読んでいましたから。だから、自分にとってどうでもいいことは忘れてしまうんだなあ、と。
 正直、いくら女性が騒いでいても、それがどうしたって感じだったんです。これは女性蔑視だったと受け取ってもらって構いません。そういうことは、ちゃんと気づいたほうがいい。自分のなかに差別意識があったことを否定しても、どうにもならない。自分は○○を差別している。そしてそれはいけないことだと、はっきりと気づくべきなんです。
 だから、ガンダムに女性ファンが少なかったと感じるのは男性の身勝手だと、そういうふうに、ぼくはこのまとめを読んで感じたんです。いちおう書いておきますが、まとめに入っている発言者のなかに差別主義者がいるということを言いたいわけではありません。ぼくの感じ方の問題なんです。

告知(4月29日)

 ぼくのブログ記事にしては珍しく、はてなブックマークなどでコメントを頂いております。ありがとうございます。どうやらぼくの覚えていることには偏りがあるらしいのですが、どうしてぼくがこんな人間になってしまったのか、ぼくの個人誌を読むと色々と解明されると思いますので、もし興味がありましたら、5月5日の文学フリマにて頒布しますので、よろしくです。
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